家のつくりやうは、夏をむねとすべし・・・

連日の猛暑で寝苦しい中、
 
私達は毎夜約500㎖の汗をかいていると言われています。(室温29℃、8時間の睡眠)
 
 
では、その汗はいったい何処へ?
 
 
吸水性に優れた素材(綿・モダール・麻)の寝装寝具こそが、その役目を引き受けてくれているのです。
 
(ベッテンスタジオでは、モダール混のタオルケットがご好評いただいています。
 
ご家庭で水洗いの洗濯ができます。)
 
 
かの吉田兼好は『徒然草』第五十五段に、「家のつくりやうは、夏をむねとすべし・・」と述べているように、
 
古来より夏の暑さに対処することがいかに肝要だったか、そして難しかったか、
 
今も昔も夏をやりすごすのは一筋縄ではいかないようです。
 
まして、新型コロナ感染拡大のこの夏においてはさらに!
 

直営店の紙袋について

レジ袋の有料化からこの7月で1年、

ベッテンスタジオでもお買上げの際のビニール袋を廃止、紙袋に切り替えました。

深刻化するプラスチック問題ですが、

日本は一人当たりの(容器包装)プラスチック廃棄量は世界で2番目に多い国。

責任は大きい。

現在、弊社の輸入商品もそれぞれ1点1点ビニールの袋に収められ納品されますが、

一方、ドイツのエレガンテ社では、

国内向けではビニール製のパッケージ包装から紙製の箱に替えつつあると言います。

ドイツでは、エレガンテ社に限らず環境負荷の低い素材への切り替え、パッケージの簡素化がトレンドとのこと。

将来、ヨーロッパからの輸入商品は紙製パッケージに置き換わるのでしょうか?

流通コストは膨大なものとなるでしょう。

これはこれでクリアするのは難しい!

セールのお礼

Staff Voice

弊社のスタッフが寝具や睡眠について、日々の暮らし、愛用アイテムなどをご紹介します。
ゆっくりと更新していきますので、のんびり気楽にお付き合いください。

羽毛布団(肌掛け) +  ジャージーカバー

日本製の肌掛けを使用しています。カバーで保温力を調整できるので、毎年、真夏まで肌掛けを使用しています。 そろそろ暑くなってきたので、ジャージーカバーを リネンカバーに変えようと思っています。

使用している肌掛けはこちら→
ジャージーカバー一覧はこちら→

 

足元:羽毛布団(肌掛け) +  ジャージーカバー
身体:タオルケット


明け方に寒さを感じる時があるので、足元に肌掛けを置いて寝ています。肌掛けは、廃盤になったタイプですが、リンダライトと同等のドイツ製300gのものです。

リンダライト(肌掛け)はこちら→
ジャージーカバー一覧はこちら→

 

羽毛布団(本掛け) +  リネンカバー 

かなり寒がりなので、今も冬用ふとんを使っています。ですが、肩を出して寝るとお腹と足だけ暖かくて気持ち良いですよ。もう少し暑くなってきたらタオルケットやコットンケット、キルトケットの類を出そうと思います。

ダイアナ(本掛け)はこちら→

リネンカバー一覧はこちら→

 

タオルケット &  コットンケット

タオルケットとコットンケットを重ねて使っていますが、暑い時はタオルケットのみで寝ています。モダール混ケットは通気性が良く肌触りも良いので、気持ち良く快適に寝ています。

使用しているタオルケットはこちら→
使用しているコットンケットはこちら→

 

タオルケット  &  リネンキルトケット

羽毛布団(本掛け)と夏用のケットしか持っていないので、夏用のケットを重ねて使用しています。季節の変わり目は、肌掛けがあればもっと快適だろうなと感じています。

使用しているタオルケットはこちら→
リネンキルトケットはこちら→

暑いと思ったら、急に涼しくなったり、湿気が多く寝苦しくなってくる時期ですが、
スタッフたちは、いくつかの寝具を組み合わせて、工夫しているようです。
気温や湿度と相談しながら、日々寝具を調整して、 皆さんも快適な睡眠を確保してくださいね!

現在、オンラインショップでは、サマーセールを行っています。
コットンケットやリネンケットは、身体に沿わず、サラリとしているので 真夏でも快適にご使用いただけます。
夏の寝具は、タオルケットしか使用したことがない方には、一度お試しいただきたいアイテムです。 

その他にも多数取り揃えていますので、 是非この機会にお買い物をお楽しみください! 

サマーセールのページはこちら

展示会レポート【ドイツ】2019.01

1月7日よりドイツ・フランクフルトで開催された展示会に行ってまいりました。

 

この展示会は、世界最大のテキスタイルの国際見本市です。
寝具だけではなくカーテン、壁紙なども出展されており、
世界中から約2800社が出展しています。

会場は1号館から12号館まであり(今回は、2.6.7号館は未使用でしたが)
1館ごとに幕張メッセ1つ分くらいあるので、
全てを見るには3日あっても足りないほど広大です。


あまりに広いので、各館の前から移動用バスが走っています。

 

各社ブースも広くゆったりとしており、
商品の見せ方も趣向を凝らしたものが多数あるので、
ディスプレイの勉強にもなります。


クッションをつなげてディスプレイしているマクラのメーカー


華やかな掛けカバーの生地を、ドレスに仕立てて展示してあります。
まさに、【衣服を選ぶように、寝具も選んで欲しい。】という
弊社の考えを体現したようなディスプレイで、とても素敵でした。

 

今回は、エコテックスについても詳しく聞いてまいりました。
日本でも目にするようになってきた「エコテックス スタンダード100」ですが、
これは製品に対しての認証マークになります。
近年、ヨーロッパでは、さらに先に進んだ
「エコテックス STeP」「エコテックス メイドイングリーン」といった
製品だけに留まらない、さらに高く広い範囲での安全性担保が実証できるマークを
取り入れる企業が増えてきているそうです。

弊社でも「エコテックス STeP」と「エコテックス メイドイングリーン」を
取り入れている製品が既にあります。
全ての認証マークラベルをつけると、ご使用の際に邪魔になるので
現在は「エコテックス スタンダード100」のラベルのみを使用していますが、
今後は、どのラベルをつけるのが良いのか検討していきたいと思います。

エコテックス スタンダード100
製品に対する認証マーク
エコテックス STeP
品質管理、環境管理、化学物質管理、労働環境などを含めた企業や工場に対する認証マーク
エコテックス メイドイングリーン
製品と工場の両方において認証を取り、全ての生産段階における透明性を開示できるシステム

 

3日間で約56000歩ほど歩いたので、運動不足の身体にはこたえましたが、
今回も素敵な商品だけでなく、新しいメーカーさんとの出会いや
新たな知識をたくさん得ることができ、充実した展示会訪問となりました。
皆さまに、早くこれらをご紹介できるように努めてまいりますので、楽しみにお待ちくださいませ。

ご挨拶

旧年中は格別なるご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

ベッテンリードは、今年で35周年を迎えます。
これも多くのお客さまに支えられ、
ご指導とお力添えをいただいたおかげと深く感謝しております。

また、昨年より本格始動したオンラインショップも、
たくさんのお客さまにご利用いただき、誠にありがとうございます。
まだまだ不慣れなため、ゆっくりとした歩みではございますが、
今年は、もっと皆さまのお役に立てるよう寝具の豆知識をお伝えしたり、
オンライン限定のセールなどを行おうと考えておりますので、
お時間がございましたら、覗いていただけると幸いです。

今年もご満足いただける商品をお届けできるようスタッフ一同日々努めてまいりますので、
ご愛顧賜りますようお願い申しあげます。

ポーランド・ドイツ農場視察 Vol.2

ポーランドからドイツへ移動した翌日は、ドイツ南東部バイエルン州郊外の農場へ。

のどかな丘陵地帯を進んでいくと丘の上に農場が見えてきました。

とにかく敷地が広大で、飼育されているグースはなんと25,000羽あまり。
この地方では最大級の規模だそうです。


繁殖から卵の孵化、飼育すべて一貫生産、餌までも全て自給で賄っているのだそうです。卵を機械で温め、32日で孵化。その後生まれた時期ごとにエリアを分けられ、のびのびと育てられています。グースの雛も見る事が出来ました。


パワーのあるダウンを蓄えた成鳥へと育ち、20週間で出荷されます。一部はこの農場内で処理され羽毛の洗浄や、選別作業もしています。

午後はそこから100キロほど移動し、着いたのは山あいにたたずむお屋敷。
次に訪れたのはこの地域の領主さまが営む農場でした。

先ほどの丘陵地帯の農場とは違い森の中にあります。

ここの特徴はなるべく鳥たちにストレスを与えることなく育てる事。
編みで囲われた広い敷地には日光から守るために木々があり、水浴びできる川もあり一つのエリアに適度な数しか入れないので、ゆったりのびのび育ちます。

飼育している数は多くはありませんが、その分大切に育てられ良質なグースが育つのです。
心なしかここのガチョウは品があるようにも見えました。


良質なダウンと言えばポーランドなどが有名ですが、今回の視察によりドイツでもそれに劣らないすばらしい環境のなかでグース飼育がされているのがわかりました。
ドイツ産グースダウンはベッテンスタジオ羽毛布団の主力のラインナップを成すでしょう。

駆け足で2か国4か所の農場視察をしましたが、どこも特徴があり、得るものの多い視察となりました。

今後もお客様に自信を持ってお勧めできる製品をお取り扱いするため、様々な農場や工場を視察をさせていただこうと思っております。
可能な限り、皆さまにもご報告させていただきますのでお付き合いいただけたら幸いです。

《直営店限定》オータムセールのお知らせ

本日より、ベッテンスタジオ直営店限定のオータムセールがスタートしました。

直営店ならではのサンプルや、アウトレット商品なども販売する大変お得なセールです!
オンラインでは購入できませんが、お電話やメールでのご注文を承っております。

冬の寒さに備えて、寝具を新調する予定がございましたら
是非この機会にお買い求めくださいませ!

セール品の一部ですが、ご紹介します。

セール期間限定!2大特典付き 羽毛ふとんのスペシャルプライス
特典1:ドイツ製 掛カバープレゼント
特典2:不用な掛ふとん引取り※1枚お買上げにつき1枚

本掛け(ドイツ製)
◎ドイツ産 ホワイトグースダウン 93% (シングル)110,000円
◎ポーランド産 ホワイトグースダウン 93% (シングル)140,000円

本掛け(日本製)
ポーランド産 ホワイトグースダウン 93% 80,000円
ドイツ産 ホワイトグースダウン 93% 100,000円

合掛け(ドイツ製)
◎ドイツ産ホワイトグースダウン 90% 98,000円
◎ポーランド産 ホワイトグースダウン 93% 110,000円

ジャージ&サテン 掛カバー
シングル 10,000円 30枚限定
ダブル 18,000円 15枚限定
※柄はお問合せください。

お買得品 理由あり品・在庫処分品など
各種毛布 5,000円
スローケット 10,000円
ダウンピロー 16,100円

などなど。多数ご用意しております。

ベッテンスタジオ直営店限定 オータムセール
10月15日(月)〜20日(土)
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目42-9 浜町中央ビル
Tel:03-3662-4842 営業時間:10:00~18:00

スタッフ一同、こころよりお待ちしております!

ポーランド・ドイツ農場視察 Vol.1

さかのぼること2年前、弊社が羽毛布団を輸入をしていますドイツの「カールスルカ社」の社長の案内で、現在の羽毛(ダウン)事情を知るべく良質の羽毛の産地ポーランドと南ドイツのグース農場を視察して参りました。

まず向かったのはポーランド第五の都市Poznan(ポズナン)。
空港でスルカ一行と合流し、レンタカーにて郊外の農場をめざします。

最初に訪れたのはおよそ2000羽のグースが飼育されている農場で、特徴的なのは、羽毛は採らない、食肉にも加工しない、卵を産むだけ、つまり良い種を残すためだけに親鳥を飼育している農場でした。

グースたちは1月~6月に1羽が約55個卵を産み、生まれた卵は研究所へと送られ羽化します。生まれた雛たちは各地の農場へと送られそこで飼育されるのだそうです。2,000羽中雌と雄の比率は4:1だそうです。

通常食肉用に飼育されたグースは16週間で出荷されてしまうのだそうですが、ここの親鳥たちは大切に5年から7年飼育されるそうです。



ある時間になると農場の外の広い畑に放たれます。しかも順序良く並んで外へ飛び出していきます。そこでトウモロコシなどを啄み、しばらく過ごした後、また時間になるとおとなしい犬たちに追われ農場内に素直に戻るという何とも牧歌的でしかもゆっくりとした中で、育てられていました。

ここでは食肉(つまりその後羽毛を採取する)用のガチョウは飼育されていませんでしたが、ポーランドの質の良さを保とうとしているグース農業の一端を垣間見ることが出来ました。ちなみにポーランド全体では700万~800万羽のガチョウが飼育されているのだそうです。

※以前は生きたガチョウから羽毛をむしり取るハンドプラッキングが各地で行われてきましたが、現在ポーランドではほぼ行われてはいないそうです。むしられたガチョウの中にはその後上手く卵が産めなくなるものもいたそうです。

今日はポズナンへ戻り、市内で一泊します。

翌日訪れたのは、再びポズナン郊外へ2時間ほど行ったところにあるグース農場。ここでは食肉用のグースがおよそ5000羽飼育されています。
(現在の羽毛は食肉加工される段階で採取されたものがほとんどです)

農場内へ入るには衛生上から靴カバーを履かなければなりません。

昨日見た放牧形式ではない分、飼育場感はありますが、広々とした農場でした。
ここでは生まれた順に2か月目までのエリア、4か月のエリアと仕切られ育てられています。

良質の食肉を育てる為、(ポーランド業界であるのでしょう)規定の餌を与え、病気の個体はすぐ隔離をするなど厳しくコントロールをしています、とのことでした。そして約16週間で出荷されるのだそうです。

飛行機の関係で駆け足で見学し午後の便でミュンヘンへと向かいます。

Vol.2へつづく。

展示会レポート【ドイツ】2018

3週間ほど前にドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ハレで
開催される寝具テキスタイルの展示会に行ってまいりました。

会場は毎年6月に開催されている男子プロテニスツアーの
ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open)が開催されているスタジアム内です。

フランクフルトから、384km、車で約3時間半。
日本で例えると東京〜名古屋間の距離になります。
毎年1月と6月の2回、ドイツで開催されている国際見本市ですが、
6月の見本市は規模は小さめになり、今回は約160社が出展されていました

日本とヨーロッパの展示会では、展示会そのものの役目がやや異なります。
日本の展示会では製品やブランドを知ってもらう営業の機会として捉えられていて、
その場で実際の注文をすることはあまりありませんが
ヨーロッパでは、その場で受注販売する場所として機能しています。


受付へと続く道沿いには、各社の展示がされています。

受付を終え、会場へ。会場はテントの中なので、とても暑いです。
(社長曰く、空調が良くなって例年に比べ涼しい…とのことでしたが普通に暑かったです


いくつか商談を終えたら、中庭でランチ休憩。
軽食と飲み物はフリーでいただけます。
アルコールドリンクもありますが、仕事中なので飲んでいる人は少なめでした。

取引先のブースにて。
今回は、秋冬に向けた製品をメインに選んできました。
無地のジャージカバーや、鮮やかな秋色のスローケットなど、
早く見ていただきたい製品が盛りだくさんです。
皆さまには9月末あたりからご紹介できる予定ですので、
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

本日は簡単な展示会レポートでしたが、
ハレへ向かう途中で取引先の工場視察をさせていただいたので
ドイツならではの丁寧なもの作りの工程や、
街中の様子なども順次ご紹介させていただこうと思っています!

猛暑が続く毎日ではございますが、お体を大切に過ごしてください。