ポーランド・ドイツ農場視察 Vol.1

さかのぼること2年前、弊社が羽毛布団を輸入をしていますドイツの「カールスルカ社」の社長の案内で、現在の羽毛(ダウン)事情を知るべく良質の羽毛の産地ポーランドと南ドイツのグース農場を視察して参りました。

まず向かったのはポーランド第五の都市Poznan(ポズナン)。
空港でスルカ一行と合流し、レンタカーにて郊外の農場をめざします。

最初に訪れたのはおよそ2000羽のグースが飼育されている農場で、特徴的なのは、羽毛は採らない、食肉にも加工しない、卵を産むだけ、つまり良い種を残すためだけに親鳥を飼育している農場でした。

グースたちは1月~6月に1羽が約55個卵を産み、生まれた卵は研究所へと送られ羽化します。生まれた雛たちは各地の農場へと送られそこで飼育されるのだそうです。2,000羽中雌と雄の比率は4:1だそうです。

通常食肉用に飼育されたグースは16週間で出荷されてしまうのだそうですが、ここの親鳥たちは大切に5年から7年飼育されるそうです。



ある時間になると農場の外の広い畑に放たれます。しかも順序良く並んで外へ飛び出していきます。そこでトウモロコシなどを啄み、しばらく過ごした後、また時間になるとおとなしい犬たちに追われ農場内に素直に戻るという何とも牧歌的でしかもゆっくりとした中で、育てられていました。

ここでは食肉(つまりその後羽毛を採取する)用のガチョウは飼育されていませんでしたが、ポーランドの質の良さを保とうとしているグース農業の一端を垣間見ることが出来ました。ちなみにポーランド全体では700万~800万羽のガチョウが飼育されているのだそうです。

※以前は生きたガチョウから羽毛をむしり取るハンドプラッキングが各地で行われてきましたが、現在ポーランドではほぼ行われてはいないそうです。むしられたガチョウの中にはその後上手く卵が産めなくなるものもいたそうです。

今日はポズナンへ戻り、市内で一泊します。

翌日訪れたのは、再びポズナン郊外へ2時間ほど行ったところにあるグース農場。ここでは食肉用のグースがおよそ5000羽飼育されています。
(現在の羽毛は食肉加工される段階で採取されたものがほとんどです)

農場内へ入るには衛生上から靴カバーを履かなければなりません。

昨日見た放牧形式ではない分、飼育場感はありますが、広々とした農場でした。
ここでは生まれた順に2か月目までのエリア、4か月のエリアと仕切られ育てられています。

良質の食肉を育てる為、(ポーランド業界であるのでしょう)規定の餌を与え、病気の個体はすぐ隔離をするなど厳しくコントロールをしています、とのことでした。そして約16週間で出荷されるのだそうです。

飛行機の関係で駆け足で見学し午後の便でミュンヘンへと向かいます。

Vol.2へつづく。

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